『とひと』は、ボランティア活動に関する様々な情報を電子データとして記録します。過去の相談内容や記録を素早くかんたんに検索することができます。もし担当者が変わったとしても、しっかりと記録を活用できます。
『とひと』に登録された情報は、自動で集計されます。印刷用の出力もかんたんに出来るので、ボランティアセンターの利用状況を可視化し、業務改善のためのフィードバックにすぐに役立てることができます。
『とひと』で管理する情報は、インターネット経由で安全なサーバに随時保存されます。別々のパソコンから同時にログイン・操作することができますし、もし災害が起こっても、大切な情報は失われません。
毎年いじめに関する講演をボランティアで行っています
私が起業を志したのは、学生時代にボランティア団体の運営を経験したことが原点です。
当時、出身地の長野でボランティア活動を行った際、集まった人たちが煩雑な手作業での準備に追われ、なかなか本来やるべきことに専念できない状況を目の当たりにしました。
私は、「ボランティア運営に関する周辺業務の中には、システム化して効率化できる部分が少なからずあるはずで、本来やるべきことにもっと集中できる時間を作りたい」と考えるようになりました。
これをきっかけに30歳までに起業することを志し、実際に28歳で『株式会社からくりもの』を起業いたしました。
そんな折、長野市社会福祉協議会さんからの依頼で、同社協内のシステムの作り直しをさせていただきました。
もともと同社協は素晴らしいシステムをお持ちでしたが、事情でメンテナンスができなくなってしまったということで、ボランティア活動で面識のあった私にお声がけいただいた次第です。
20年近くもの運営ノウハウを詰め込んだそのシステムを、一つの社協に留めておくのは大変もったいないことだと私は思いました。
「できれば全国のボランティアセンターでこういった便利なシステムを使っていただきたい」と考え、そのシステムを参考に現代的な使いやすさや便利なクラウド化の技術を取り込んだ、新しいシステムの開発を決意しました。
こうして出来上がった新システムを、私たちは『とひと』 と名付けました。
『とひと』という名前は、「人と人とをつなぐ」という想いから来ています。
現在、『とひと』をご利用いただいているボランティアセンターは全国で徐々に増えており、皆様からのお声や改善のためのご協力もあって、日々使いやすく着実に進化しています。
全国のボランティア支援活動や実際のボランティア活動がより活発になり、日本がより良い社会になっていくことを願い、弊社は『とひと』の開発・運営を続けてまいります。
株式会社からくりもの 代表取締役 岡本 豊